奇才 野島伸幸の頭の中 【8回目】ノジマルチ/オッドサンドイッチ/ミニトラ他
収録時間:約1時間17分
本作は、マジッククリエイター兼マジックショップオーナーである野島伸幸氏に、自身の代表作の創作背景や技法の変遷を深く掘り下げて聞いていくインタビュー形式のレクチャーコンテンツの第8回である。今回は3つの自作トリックとおまけの応用アイデアが紹介されている。
①ノジマルチ(マルチエフェクトカード)
海外のクラシック「マルチエフェクトデック」を元に野島氏が再構成したギミックデック。ロング・ショートカードの組み合わせでペアを保持する仕組みに、足して13になる組み合わせ(インビジブルデック方式)を採用し、縦横両方をショートカードに加工することでスプレッドやシャッフルが可能な扱いやすさを実現している。さらにロング側のカードのみにマークドカードの加工が施されており、観客が疑って調べる側のカードにはマークがないという設計思想が解説される。カード当てだけでなく、ポーカーハンド当てや複数枚の同時当てなど、応用例も紹介された。ショートカードの自作方法(裁断機・角丸め機の紹介)にも触れている。
②ミニトラ
表向き・裏向きを交互に混ぜているように見えて実際は混ざらないという現象を利用したパケットトリック。約20年前(2000年代前半)に野島氏が考案した作品で、当時のバージョン、10年後に完成させたセルフワーキング版、さらに近年考案したダブルバック・ダブルフェイスを用いてカードの色が変化するバージョンの、計3種類のハンドリングが順を追って実演・解説されている。技法を使うか、完全ノーギミックのセルフワーキングにするかのトレードオフについての考え方も語られた。
③オッドサンドイッチ デラックスエディション
色違いのジョーカー(カード)が瞬間移動するサンドイッチ現象。もともとはダブルバック・ダブルフェイスの組み合わせによる出現・消失システムのみのシンプルな効果だったが、リチャード・サンダース考案のフォースシステム(2枚重ねのショートカード)を組み合わせることで、カードを見せてから消す・出すという工程を追加し、観客に強い印象を残す構成に発展した経緯が語られる。あえて理論的な整合性を崩し、見えるカードを毎回変えるという逆転の発想についても言及されている。
④おまけ:スリーカードモンテのアイデア
本編で未使用となったモンテ手順のパーツとして、ダブルリフト・トリプルリフトとフラストレーションムーブを組み合わせたハンドリングと、その後のC3モンテへの繋げ方が紹介される。ゲイタン・ブルーム氏のエスコリアルモンテを参考にした手順構成についてのエピソードも語られた。
全体を通して、ギミックカードの設計思想やマークドカードの心理的な扱い方、技法とセルフワーキングのバランス、既存作品の改良を重ねる創作プロセスなど、中級以上の演者が実践的な学びを得られる内容となっている。
※本紹介文はAIが自動生成した要約です
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