丸山真一 未発表作品集 【12回目】ディグリー
収録時間:約1時間28分
本作は「丸山真一 未発表作品集」シリーズの第12弾で、テーマは「ディグリー」。観客自身に段階的な質問を重ねさせ、頭の中で思い浮かべたカードを演者が言い当てるという、いわゆるシンキング系のメンタルカードマジックが中心となっています。
①ディグリーの基本原理
観客に1枚カードを覚えさせ、それを「イメージ」として保持させたまま、別のカードを引かせる。演者はそのイメージしたカードの色・マーク・数字を、間接的な質問(色は同じか違うか、マークは何か、数字はいくつ離れているか)によって絞り込み、的中させる。この「色は同じか違うか」という間接的な聞き方が、観客に不可能性を感じさせる巧妙な言葉選びのポイントとして解説されます。数字の差については、心理的に近い数字が選ばれにくいという傾向を利用し、6〜8前後に絞られやすいことが説明されます。使用技法として、観客に強制的に1枚を意識させる「ブラインドサイトフォース」(カードを扇状に見せる際、正面と背面で見え方が異なることを利用したフォース)、同じカードを引かせる「クラシックフォース」、そして外れた場合に用いる「メキシカンターンオーバーによるトップスイッチ」が紹介されます。特にメキシカンターンオーバーは、従来の横方向の動きではなく縦(上下)の動きにアレンジすることでスイッチの気配を消す独自の工夫が加えられている点が特徴です。
②ポケットを使ったバリエーション
観客が覚えたカードをポケットに入れておき、混同を避けるための整理された手順として再構成したバージョンも紹介されます。2デッキを使うことで、覚えたカードと想像したカードの取り違えを防ぐ工夫がなされています。
③思ったカードを当てる系の類似手順(エキボック)
色・数字・記号などをその場でフリーチョイスさせ、最終的に観客の選んだカードが的中しているように見せる、インビジブルカードに近い現象も解説。ここでは「意味のない質問(フリークエスチョン)」によって確率的な選択肢を潰していく心理誘導や、カードを刺させる位置・扇状に並べる角度・上げ下げによる相対的な優先順位付けなど、フォーストチョイスにおける実践的なテクニックが詳しく語られます。
④関連技法・応用
そのほか、タイミングでカードを止めさせる「ストップフォース」の視覚的なズラし方、パケットマジックに応用できる新しいパームとスイッチ(パケットスイッチ)についても実演を交えて解説。演者は、観客自身がマジック現象を起こす「体感型プロット」への志向や、マジシャンが一方的に見せる時代からの変化についても言及しています。
全体を通して、カード当て現象そのものよりも、質問の言葉選びや技法の見せ方といった細部の工夫に重点が置かれた内容となっており、クラシックフォースやメキシカンターンオーバーなど基本技法を応用する中〜上級者向けのレクチャーです。
※本紹介文はAIが自動生成した要約です
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