The Jinx No. 63 — ジンクス 第63号
全26ページ
セオドア・アンネマンが編集した専門誌『The Jinx』の第63号です。AI翻訳をもとに校閲・編集しました(全26ページ)。
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内容の要約を読む
※全文は文字数が多いため、各項目の冒頭部分を抜粋した要約を掲載しています。全文はページ下部のビューアでお読みいただけます。
Utility Routine / 多用途の手順 — J. G. Thompson, Jr. / J・G・トンプソン・ジュニア原本PDF p.446~447 / 日本語PDF p.7用具:「ワンウェイ」の裏模様を持つデック1組と、それと同じ裏模様で、短く切った同一カード26枚。説明を分かりやすくするため、同一カードはダイヤのAとする。準備:「サイ・ステビンス」や「エイト・キングス」など、好みの順序にデックを並べる。裏模様の向きはすべてそろえておく。ダイヤのAがトップになるようにカットし、そのAを抜く。次に25枚をカットして取り、ベストの右上のポケットへ入れる。残る26枚の順序を逆にし、ボトムだったカードがトップになるようにする。普通のカードの間へ短いダイヤのAを1枚ずつ入れる。これで典型的な「スベンガリ・デック」ができ、その普通のカード26枚は好みのスタックの順序になっている。演じ方:紙片に「ダイヤのAが選ばれる」と書く。折って、よく見えるようテーブルに置く。デックをケースから出し、何度かフォールス・シャッフルをする。短辺をリフルして観客に指を入れてもらい、カードを1枚抜いてもらう。当然、それはダイヤのAである。そのカードを抜いて覚えてもらうとき、その上の部分をカットして持ち上げる。2人目の観客には、最初のカードのすぐ下にあったカードを見てもらう。ただしカードとしてではなく数として覚え7ジンクス 第63号 / AI翻訳日本語版てもらう。例えばハートの9なら9、クラブのQなら12とし、スートは気にしない。この確認と2枚の返却の間に、右手に持つカットした部分のフェイスのカードの数を密かに見る。スタックの規則で1つ前の値をたどれば、2人目の観客が選んだカードの数が分かる。2枚を元の位置へ返し、上半分をその上へ戻す。デックを最初の観客へ渡し、裏向きの2つの山へ交互に1枚ずつ配ってもらう。これでダイヤのAがすべて一方の山に、普通のカードがすべて他方の山に集まり、同時にスタックの順序が逆転する。最初の観客に山を1つ指してもらい、普通のカードの山をフォースする。それを選んだら渡し、もう一方を指したらそちらを脇へよける。52枚中26枚を持っているのだから、自分のカードがある可能性はかなり高いでしょう、と言う。広げて探してもらうが、そこにはない。そのパケットを受け取り、手が届きやすいところへ置く。
3人目が取り出したAをデックのトップへ加えると、完全な1組になり、すべて異なるカードだとさりげなく見せられる。しかも、好みのスタックの順序に並んでいる。ここで、数多くあるセット・デックの演目を演じる。その配列を使う最後の演目として、かつてブリッジをした相手に、突然短時間だけ正気を失う発作のある男がいたと話す。あるとき、その男が配ろうとした瞬間に発作を起こし、こんなことをしたのだという。目の前に4枚を裏向きで配り、小さな正方形に置く。残りを、その4か所へ一見でたらめに配る。ただし、4枚ごとのカードが必ず自分の山へ行き、最後に各山が13枚になるようにする。配る直前に何度かカットし、ボトムのカードを覚えておく。配り終えると、自分の山はそのスート13枚からなり、ほかの手札には残りの3スートが混在している。自分と残る2人は、何も言わずゲームを続けることにした、と話を続ける。ところがその「変わり者」は、手札も見ず、平然と「セブンの――」と、覚えたカードのスートをビッドした。それで心配になってきたという。さらに興奮させまいと、全員が手札を9ジンクス 第63号 / AI翻訳日本語版取った。このところで、ほかの3つの手札を表にして広げる。だが男は、もうプレイする意味はないと言って、自分の手札を表にした。ここで演者の真正面の13枚を取り上げ、短くオーバーハンド・シャッフルをして広げる。そして、案外、私たちが思ったほど正気を失っていなかったのかもしれませんね、と言う。カードを集める。注意して扱っていれば、スタックは崩れていても、「ワンウェイ」の原理についてはまだ準備されたままである。ここでワンウェイの演目に移る。この種類の演目をやり尽くしても、まだ「切り札」が1枚ある。先ほどデックに加えたダイヤのAはショート・カードであり、さらに別の演目で目印として有効に使えるのだ。カードを使う演者で、数多くの演目を知っていながら、デックの制約から同じ機会にまとめてできない人にとって、この手順は非常に貴重である。最初の演目はたいへん不思議で、同じデック、まあ少なくとも半分は同じで、すべて異なるカードのデックを使って、そのまま演じ続けるところを見たマジシャンも完全に欺かれるだろう。スタック・デックの演目に入り、続いてワンウェイの裏模様の演目をし、最後にショート・カードを使う演目を1つか2つ添えれば、腕のよい連中にもずっと頭をひねらせられる。
ジンクス 第63号 / AI翻訳日本語版
A Magical Business Card / 不思議な名刺 — Sid Lorraine / シド・ロレイン原本PDF p.447 / 日本語PDF p.12この宣伝用のアイデアは、私が約3年前に考案し、マジックの大会や集会で使ってきたものだ。もしどこかの「同業者」がやっているのを見たことがあるなら、そのことをお伝えしておく。いつも携帯でき、すぐ使えるという単純さが、これを実用的なものにしている。この種のアイデアには、準備に手間がかかりすぎ、1度試すと演者が「面倒でやっていられない」となるものが多い。用いるのは、自分の名前と宣伝文句を印刷した、フェイスが無地のトランプである。「私の名刺を? もちろんです! ただ、印刷屋の間違いを説明させてください。赤で印刷してくれと頼んだんです。いつも赤字なので、ふさわしい色にしたくてね。ところが、ご覧のとおり黒インクを使ってしまった。印刷屋は、どのみち読まれるんだから何が違うんだ、と言いました。半分だけは注文どおりでしたけれど。裏は赤なんです。もし気になるなら、直せると思います。カードを赤い裏の上にかざせば、すべてバラ色になります」。相手がカードを表にすると、赤インクで印刷されている。私は、赤インクと黒インクの両方でカードを印刷してもらった。裏模様はすべて赤である。赤印刷と黒印刷を交互に重ね、束のフェイス側には黒印刷のカードを置く。輪ゴムを掛ければ、ポケットでも安全に持ち運べる。12ジンクス 第63号 / AI翻訳日本語版1枚渡すとき、輪ゴムを外しながらボトムの黒印刷をちらりと見せる。裏を上にした状態からダブル・リフトをし、トップ(?)のカードが黒で印刷されていると見せる。裏向きに戻し、本当のトップである赤印刷のカードを滑らせて取る。それを裏向きのまま、束のトップにある赤裏のカードの上にかざす。効果をつけるために振ってから、観客へ渡して表にしてもらう。相手がそれをしている間に、束のトップをボトムへ移し、輪ゴムを掛け直す。これで次に渡す準備がすべて整う。奇跡というほどではないが、人はこれを覚えていてくれる。そして準備が簡単だからこそ、いつも使おうという気になるはずだ。【編集注】“red”(赤)と過去分詞 “read”(読まれる)は同音。“in the red” は赤字、“everything is rosy” は万事順調という意味も持つ。
その語りを聞いていると、何に対してか自分でも分からないまま、郷愁を覚えることがよくあった。名高いだけでなく紳士でもある人を失うことは、マジック界にとって耐えがたい。ネイト・ライプツィヒは、マジック界以外の演劇界の大人物たちにも愛されていた。彼は彼らと親しく、今日のどのマジシャンよりも上流14ジンクス 第63号 / AI翻訳日本語版の社交界に受け入れられたのは、彼が「大げさな芸人」ではなかったからだ、と私は長年考えてきた。これからライプツィヒの技巧について多くの記事を読むことになるだろうし、その腕を否定する人はいない。しかし、ときにひねくれた私たちの見方では、その技巧は、洗練された物腰と実に慎重な演出に次ぐものだった。ネイト・ライプツィヒは、ブリズベーンが文章を書くようにマジックを演じた。すっきりして、直接的で、決して分かりにくくなかった。今月のとげのある発言は、『Eternally Yours』の製作者ウォルター・ウェンジャーが、好きなものは何でも種明かしする、マジシャンは新しいトリックを発明すればよい、と述べたことだった。鼻持ちならないのは、西海岸のパーティーの報告である。ロス・マヒコスの会合について、「……そして、素晴らしいカード・マニピュレーター、ポール・ルポールがショーを締めくくった」とあった。ルポール、本名ポール・ブレイデンと、フレッド・キーティングは、ウェンジャーの映画で技術顧問を務め、小さな役でも出演している。内側からの破壊の代価は、いったいいくらなのか?『Mystic Circle Murder/霊媒サークルの殺人』は、今ようやく暗い交霊会場から抜け出そうとしている、急ごしらえの映画だ。ハリー・フーディーニ夫人が後日談に登場し、霊媒や「こうしたヒルども」を非難する。ニューヨークの評には「かつてのスター、ベティ・コンプソンも、この明らかに小品にすぎない作品に出ているが、大して助けにはなれない」とあった。8月の『ジンクス』には、「バトル・クリーク大会以来、S.A.M.の前会長が、ニューヨーク市でI.B.M.のリングを作るため積極的に活15ジンクス 第63号 / AI翻訳日本語版動している」と記した。翌号の『Tablets of Osiris』は、これを、種明かしの宣伝に大いに関わった人物のことと受け取り、こう結んだ。「I.B.M.は注意したほうがよい。
【編集注】団体名を用いた略語の言葉遊びは原文を併記した。映画題名の日本語は内容に即した訳題。(該当演目:日本語PDF p.14から)水晶球を持つ黒猫の原誌挿絵。17
ジンクス 第63号 / AI翻訳日本語版
Nate Leipzig, Sleight of HandMaster, Is Dead / スライト・オブ・ハンドの名手ネイト・ライプツィヒ死去原本PDF p.448 / 日本語PDF p.18ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン、1939年10月14日土曜日。世界屈指のマジシャン。スウェーデン出身、30歳まではデトロイトで眼鏡の仕事に従事。世界の第一人者の1人で、仲間のマジシャンから純粋なスライト・オブ・ハンドの最高の実践者とたたえられたネイト・ライプツィヒが、昨日午前1時30分、西55丁目200番地のホテル・ウッドワードにある自宅で死去した。66歳だった。本来の姓はライプツィガーだが、舞台に出る際、最後の音節を落とした。遺族は妻リラ・ライプツィヒ夫人と、兄弟のラビ、エミール・ライプツィガー、ジョージ・ライプツィガー、レオ・ライプツィガー。葬儀は明日午後2時、76丁目とアムステルダム通りのリバーサイド・メモリアル・チャペルで執り行われる。アメリカ奇術家協会の葬送儀礼は、同協会の本部支部会長S・L・クインビー博士が読み上げる。ジュリアン・J・プロスカウアーが協会のチャプレンを務め、宗教儀礼の後に弔辞を述べる。プロのマジシャンとしての36年間に、ライプツィヒ氏は王族の前で数多くの御前公演を行った。観客には英国のエドワード7世、18ジンクス 第63号 / AI翻訳日本語版ジョージ5世、フランスのウジェニー皇后がいた。皇后は日記に、「ライプツィヒの奇術は一同を困惑させた」と記している。スウェーデン生まれ。ライプツィヒ氏は1873年5月31日、スウェーデンのストックホルムで生まれ、少年時代に両親に連れられてアメリカへ来た。一家はデトロイトに住み、氏は同地の学校を終えると眼鏡会社に勤め、その業界で身を立てようとした。しかし少年時代にもらった『The Secret Out』という本のおかげで、アマチュアとしてたいへんな技量を身につけていた。ワンダーランド劇場、テンプル劇場、デトロイト・オペラ・ハウスにマジシャンが出るたびに、その周辺へ通うようになった。奇術誌『スフィンクス』の最近の号へ寄せた記事で、氏はこう回想した。「レオン・ハーマン、ハリー・ケラー、フーディーニ、ギバル、ハワード・サーストン、カール・ジャーメイン、ダルヴィーニ、そして数えきれないほどの人々に会いました」。
「マジシャンとして私が多少なりとも成功したのは、大きく2つのことによります。第一に、ネイト・ライプツィヒであったこと。私はほかの誰にもなれなかったのです。第二に、ほかの誰もしていないトリックを演じたことです」。マジックは進歩する。「当然ながら、若いころに見た巨匠たちが最も鮮明に心に残っています。しかし、マジックが過去のものだという印象は与えたくありません。今日にも、往年の人々と十分肩を並べる名手がいま20ジンクス 第63号 / AI翻訳日本語版す。実際、マニピュレーションの技術は、昔の巨匠にさえできたことの、はるか先へ進んでいます」。ここ15年間、氏は私的な催しでの演技に仕事を限っていた。最後の出演は5月29日、キャピトル・ホテルでのアメリカ奇術家協会の会合で、氏は同協会の会長を退任するところだった。ロンドンのマジシャンの団体、マジック・サークルから、「最高の技量」に対して金メダルを授与された最初のマジシャンであり、ランブズの会員でもあった。写真説明:スライト・オブ・ハンドの芸術家、ネイト・ライプツィヒ。【編集注】本欄は原誌に転載された新聞記事の全文。年齢・生年月日・経歴は掲載記事どおり訳出した。(該当演目:日本語PDF p.18から)ネイト・ライプツィヒ。原誌転載の新聞記事中の写真。21
ジンクス 第63号 / AI翻訳日本語版
The Perfect Club Slate Routine / 集会向けの完璧な黒板手順原本PDF p.449 / 日本語PDF p.22【原著編集者注】誰かに「焼き直しだ!」と叫ばれたら、私はひどく恥ずかしい思いをするだろう。この題名の演目は、約7年前、現在絶版の私の著書の1冊に載せた。ずっと気に入っており、誰が使っているか探してきたが、見つかったのは4人だけだった。他の人は覚えていないか、長所が分かるほど注意深く読んでいなかったと認めた。何年もたった今、ノーマン・アシュワースが、色チョークを使う非常に価値ある工夫を提供してくれた。アル・ベイカーがあまり知られていない霊媒の手口から応用した文字書きの仕掛けと組み合わせ、何人もが自分の発案だと主張している窓付き封筒も加えた。この構成なら、望み得る限りほぼ完璧な現象になると思う。元の記事を読んだ人も、今回の説明と追加によって演じたくなるかもしれない。初めて知る人には、気に入ってもらえればうれしい。用具:黒板2枚。片面いっぱいに白チョークでばらばらの文字を3行書いた、黒板用の薄いシリケート製フラップ1枚。小さな薬袋型封筒と、その中に入る白紙のカード1枚。封筒は表側に窓を切り抜いて仕掛けをする。フラップは文字の面を下にしてテーブルに置き、横の縁から約1インチ(約2.5センチ)はみ出させる。その上に黒板2枚を置く。テーブルには、互いに異なる色のチョーク数本を置く。別のところに白チョーク1本を置く。目立った立場の観客に、亡くなった親しい友人か親族を1人思い浮かべてもらう。途中で別の人に心変わりしないよう、その人の名前をカードに書いてもらう。演者は封じふた側を上にした封筒を持って客席へ行き、文字面を下にしてカードを入れてもらう。封じふたは常に観客へ向けたまま封をし、その上に観客のイニシャルを、とても濃く、堂々と書く。前へ戻り、イニシャルが全員に見えるよう、封筒を何かに立て掛ける。22ジンクス 第63号 / AI翻訳日本語版演者は黒板を取り上げる。これは、あらかじめ別の人に渡して、調べて拭いてもらっておいてもよい。色チョークを示し、客席の観客に好きな色を自由に選んでもらう。色が告げられたら、それを取り、投げるか人づてに渡す。次に白チョークを取り、黒板2枚の全4面を、ばらばらの文字で埋める。文字を霊界へ送り、返事を書くのに使ってもらうというのである。
この面を見せず、名前の面を下にして、テーブル上のフラップの上へ黒板を置き、同時に2番を取る。このとき、色チョークの小片を、見えないようテーブルへ残してもよい。2番の両面を、ばらばらの白い文字で埋める。2番を左手に持ち、下のフラップごと1番を取り上げる。両手に1枚ずつ持ち、それぞれ両面を自由に見せる。フラップが名前を覆うので、観客には、ばらばらの白文字が書かれた4面が見える。左手の2番を右脇に挟み、ポケットのハンカチーフか適当な布で1番の両面を拭く。フラップの面を下にしてテーブルへ置き、2番を拭く。1番を取り上げ、フラップだけを残して2番の上へ重ねる。観客に外側の2面へイニシャルを書き、持ってもらう。内側には、選んだ色で故人の名がある。封筒を開き、名前を読み上げる。皆が観客の黒板を開く様子に注目している間に、仕掛けの封筒をポケットへ入れ、カードを投げ渡す。24ジンクス 第63号 / AI翻訳日本語版仕掛けの封筒には、スリット式の変案も使える。薬袋型封筒の2号サイズで、短辺から開けるものが必要だ。ふたを閉じた状態で、表面の上端から4分の3インチ(約1.9センチ)のところに、かみそりで横一文字の切れ目を入れる。手の上に、封じふた側を上にして持ち、開いたふたを外へ向ける。演者がカードを押し込むのを手伝うが、カードはスリットを通って外へ出て、封筒の裏に沿って収まる。文字は外を向き、封筒を置くときに読める。最後は左指先で、ふたを右へ向けて封筒を持つ。後ろの左親指で、カードを左へ引いてスリットから抜く。右手で封筒の端とスリットを切り落とす。カードを中から抜くように見せるが、本当は背後から取る。これならカードと封筒の両方を返せる。原誌の黒板の挿絵。
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